今回は《プロが教える!パーソナルカラーの診断ポイントとは》についてです
『パーソナルカラーってどんな風に診断するの?』
あなたもそう思われているでしょうか。
でも診断を受けられた方からは
『ホントに顔色に映ると思わなかった』
『こんなに変わるとは!』
などこんなセリフもよく伺います!
パーソナルカラー診断で分析をするときに専門家は実際にどこを見ているのでしょうか?
「似合う」「映える」「キレイに見せる」の根拠を見つけるためのパーソナルカラー診断。
そのポイントを解説してみたいと思います!
※本ページはプロモーションを含みます。
【パーソナルカラー】基本的な診断方法って?
パーソナルカラーの代表的な診断方法には「ドレーピング」が挙げられます。
本来の単語の意味とは違いますが
パーソナルカラー診断では布を当てていくその動作そのものを
「ドレーピング」とよく呼んでいます。
ドレーピング
カラフルな布をあてているイメージでおなじみ!
これを「ドレーピング」といいます。
診断では布を順番に顔の下に持ってきて
色の映り方を確認していきます。
ドレープ
パーソナルカラー診断のドレーピングで使う布がドレープ。
ポリエステル製やコットン製が主流ですが
目的によって素材は多種あります。
枚数は120~160枚を使用することが一般的ですね。
色はもちろん決められています。
細かな分析やアドバイスを目的とした個人コンサルティングでは、120~160枚の中から実際にどのくらい使用するかは個人差になります。
短い時間でパッと終わる診断では
この中の基本色をテストドレープとして使います。
使うドレープは28~32枚程度が多いです。
春夏秋冬タイプのみの判定、イエベブルベのチェックだとこのパターンが主流です。
「タイプを出す簡易ケース」
「どのように色を使うかの具体的なアドバイス」
診断の種類でドレープの使用数はさまざまになります。
ドレープのあて方は?
ドレープを当てる順番は数パターンのやり方がありますが、赤やピンクのテストドレープからスタートするケースが多いでしょう。
暖色系を先に確認し
その後から緑→青と寒色系へ変えていきます。
どのパターンであっても
一定の規則性をもって進めていきます。
白や黒などのいわゆるベーシックカラーは
赤や青などの有彩色(しっかりと色味のあるもの)を終えてから確認するのがスタンダードです。
手順については専門家に委ねていただく方が正確な診断につながると思ってください。
パーソナルカラーのタイプ(傾向)はベースカラー(肌タイプ)で大別され、
- イエローベース
- ブルーベース
さらに
- 春/スプリング
- 夏/サマー
- 秋/オータム
- 冬/ウインター
4つの季節になぞらえたグループで分けられます。
フォーシーズン分類法・春夏秋冬4シーズン分けがコレにあたります。
※診断方法は多種多様になってきましたが、あくまでベーシックな4シーズンの診断方法のご紹介になります。
ドレープは多いと良いの?
次にテストカラーチェック(少ない枚数)・パーソナルカラー診断(多い枚数)のメリットと注意したいポイントを見てみましょう。
メリット | 注意ポイント | |
ドレープ少なめ | 短時間で安価/いろいろな場所で受けられる | アドバイスが限られるorタイプごとに同じ内容になりやすい |
ドレープ多め | 個別アドバイスが豊富/悩みを解決できる | 時間と費用がかかるケースが多い |
人それぞれ何がメリットなのかは違うのであくまでご参考に。
ドレープ少なめ=簡易診断は手軽さがいいですよね!
でもその手軽さがかえって物足りなさを感じる場合も。
ドレープを使う枚数を確認できる場合は
こんな視点も参考になりますよ。
ハンドボードテスト
ドレーピングにくらべるとメジャーではありませんが、ハンドボードテストも昔からよく行われる診断方法です。
ただしこれは簡易的な診断として用いられる補助的なチェックです。
主にはイエベブルベ診断を目的に行われることが多いでしょう。
実際にハンドボードテストで手をボードに乗せて照らし合わせることはどんな意味があるでしょうか。
わかりやすい例だとこんな感じです
中のちいさなオレンジ色の正方形は全く同じ色です。
でもちがう色に見えませんか?
このように、合わせによって色の見え方に変化が起こる現象を色相対比(しきそうたいひ)といいます。
ハンドボードテストの確認ポイント
- 手の色がどちらの時に明るくなるか暗くなるか
- 対比の現象が起こると手が黒ずんで見えたり色ムラが起こるため、その現象が出るかをチェック
主にこのような2点のポイントを見るのがハンドボードテストです。
※活用方法はさまざまありますので
あくまでベーシックなポイントのご紹介になります。
プロが教えるパーソナルカラーの診断ポイントとは
それでは実際にプロのカラーコンサルタント(カラリスト・カラーリスト)は
どんなポイントから見分けていくのかをご紹介します。
一見同じように見える肌や瞳の色には差があります。
友達がつけているチークを借りても同じ色に見えなかった、なんて経験ありませんか?
これは色素が違うからです。
個々が持つ色味に調和する色を見つけて
相対的に似合う色のグループを判定していくのがパーソナルカラー診断です。
そのポイントの主な3点を解説します。
※あくまでベーシックな診断方法のご紹介になります。
ポイント①:肌色
あなたの肌色はどんな色ですか?
色白、標準肌、ヘルシー肌・・
肌色を表す言葉は色々ありますね。
そのように、言葉だけではあいまいな部分を
しっかりと明確にしていくことから始まります。
まずは明るさの判定。
例えば色白という言葉は肌色が明るいと言い換えられます。
明度の高い肌色という言い方が正しい表現です。
Feliceオリジナル:肌の明るさ簡易表
–
–
–
–
dark
標準の明るさ
濃い暗い
c Felice
色が白い/標準/ヘルシー肌などで表わされるのは、肌色の明るさを指しています。
上でも解説しましたが
これは色でなく明度を探すステップです。
パーソナルカラーを見つける上でとても大きな材料になります。
次に色相(しきそう)を判断します。
つまり色を診るということですね。
イエローベース
見た目に黄みが強く感じられる肌の方が多いです(※ポイント:全員ではありません)
明度の高い肌で
実際には色白(高明度)であるため
黄みがないように見える人もいらっしゃいます。
ただイエベ肌の方は
黄みのあるドレープが良く調和します。
肌が明るく見え、健康的な血色になるのが絶対条件と言えます。
さまざまなドレープを当てながら
この特徴が見られた時に
イエローベース傾向が強いと判定されます。
ブルーベース
ブルベ=色白とよく言われているようですが、
実際には色白の方・標準的な方・ヘルシー肌(ご自分では地黒と自覚されている方)まで存在します。
ドレープではブルーベースの色を当てた時に、肌色に透明感やツヤが感じられたり
目元が明るく見えるとブルーベース傾向が強いと判定されます。
ブルベの方はイエローベースの色を当てるとそのまま”黄ぐすみ”のようなものが見られます。
簡単おためしイエベブルベチェックもどうぞ!
https://colorful-pod.com/12types-colorcheck/
ポイント②:瞳の色
瞳の色・・白目(強膜)と黒目(虹彩)の色素も人それぞれ。
瞳の色は一見似たように見えるかもしれませんが実はさまざまです。
白目(強膜)・・
青白さを感じる白/オフホワイト/黄みがかった白など、言葉にするとなんだか極端に聞こえるかもしれませんが意外なほど個人差があります。
黒目(虹彩)・・
日本人は茶系~黒色の人がほとんどと言われていますが、実は明るめブラウン・こげ茶・わずかに緑がかった茶色など想像以上に多彩な異なりがあります。
その原因はメラニン色素量の差です。
例えばイエベ春やブルベ冬の方は
ともに黒目の強さ(色の強さ)を感じる傾向があります。
反対にイエベ秋やブルベ夏の方は
ともに黒目の印象が優しく見える傾向があります。
このように白目と黒目の色素が大切で
個人差があり大切なポイントとして診ている場合がほとんどです。
簡単おためしイエベブルベチェックもどうぞ!
ポイント③:髪の色や質感
髪も瞳と同じように似ているようで実は人それぞれ。
経験豊富な専門家であれば
アナタの髪を見ただけで色を見極められるでしょう。
そしてその色が合っているのか
パーソナルカラー診断を進めながら確認していきます。
髪の質感も同様です。
ツヤ感のしっかりあるタイプの方
1本が太くて強くしっかりしている方など
同じ髪色でも毛質によって見え方が違いますよね。
このあたりも考慮に入れながら分析を進めていきます。
地毛ヘアカラーサンプル
yel2
blue1
blue2
© Felice
左2種がイエローベースの色彩特性を持った髪色のサンプル。
左から
・yel1:暗めのコーヒーブラウン
・yel2:黄みの強いブラウン
※これ以外にも数パターンあります。代表的なサンプルです
右2種がブルーベースの色彩特性を持った髪色のサンプル。
右から
・blue1:赤みのココアブラウン
・blue2:ブラックまたはブラックブラウン
※これ以外にも数パターンあります。代表的なサンプルです
カラーリングしている場合は根元の地毛を確認したり、カラーをされた時期などを伺います。
地毛でもカラーをしていてもパーソナルカラー診断のドレーピングでは色の映り方で見え方の変化が起こります。
その変化を確認して
似合うヘアカラーをアドバイスします。
白髪染めをされている方も同様の基準になります。
パーソナルカラー診断なら
髪色を見ればカラーリングされた状態でも
元の色を判断できるケースは多いと思います。
診断当日の髪色の状態、カウンセリング内容、さらにドレーピングによる色の映り方を総合的に分析し
似合うヘアカラーのアドバイスにつなげていきます。
イエベ/ブルベそれぞれの特徴についてはこちらもどうぞ
いかがでしょう
パーソナルカラー診断をちょっと具体的にイメージしていただけたでしょうか。
実際の診断では
このようなポイントを繰り返し何度も行っているんですね。
もしパーソナルカラーにご興味おありでしたら、
『似合う色を合わせるとこんなメリット!』などもご覧になってみてくださいね!